ぐだぐだママの子育て&読書日記

キャリアプラン絶賛迷走中のワーママのブログです。子育ても仕事もゆるゆるしたい。

娘が可愛く思えない恐怖体験

おととい、生後11日にして次女が風邪を引き、今日も乾いた咳をケンケンとしている。小さい身体で鼻水をずるずるさせてちっとも寝つけず、ケンケンしては大泣きする姿はとても不憫で、昨日産院の小児科で診てもらった。シロップを飲んで、こまめに鼻吸いすれば大丈夫だよ、とのことで少し安心。

 

そもそも風邪を引いたのは長女の風邪をもらったからで、その長女の風邪の原因はおそらく薄着である。

 

9月も後半に入って朝晩は涼しくなった。しかし何度、何度、何度長ズボンを履けと言っても、履かない。風邪を引いたら赤ちゃんに触れないよらなどなど説得しても、履かない。誰に似てこんな頑固なんだろう。八方美人タイプの私でも、「自他共に認める人畜無害」がキャッチコピーな夫でもない。

 

そんなこんなで薄着で元気に登降園し続けた長女は先週金曜夜に風邪を引いた。ズルズル鼻水を垂らして帰ってきた彼女を私はこっぴどく怒った。「だから言ったじゃない!薄着にしたあなたが悪い!明日酷くなってたら病院行きなさい!赤ちゃんにうつしたら次女ちゃんも私も病院にお泊まりになるかもよ!」

 

その後もイライラがおさまらず、似たようなことをネチネチ説教してしまった結果、長女は「パパとお風呂に入りたい」と大泣き。この数年どんなときもママとしか入らなかったことを考えれば、相当怖かったらしい。

 

夫と長女に入浴している裏で、私は次女を抱えて大泣き。どうしよう、長女へのイライラが止まらない。長女を可愛く思う気持ちが、一滴も湧いてこない。産前まで、どんなに夜寝られなくて辛くても、壮絶だったイヤイヤ期ですら、「可愛い」の泉には多かれ少なかれきれいな水が湧いていたのに。

「下の子が生まれたら上の子が可愛く思えない」というエピソードは、そういえば何度か聞いたことがあったけれど、自分がそうなるとは1ミリも思っていなかった。

 

はっきり言って恐怖だった。自分か気持ちを、自分では全くコントロールできない感覚。これから先どうなってしまうのだろう。「大好きだよ」と伝えるとき、その裏に全く好きの気持ちがない、空っぽの口先だけの「大好きだよ」になってしまうのだろうか。そんな私の気持ちに気付いて長女がグレたらどうしよう。

あれこれ不安が湧いて、お風呂から出てくるまでメソメソし続けたのだった。

 

結局その晩授乳の合間を縫って1時間くらいずつは深く眠り、朝ちょっとスッキリしたら、起きてきた娘を見て「可愛いなぁ」と思えたのでした。やっぱり睡眠不足は恐ろしいね、という結論なのだけれど(そしてまだまだ睡眠不足なのだけれど)

 

でも、自分が頭で考える気持ちと、心で感じる気持ちがチグハグすぎる、という経験は覚えておこうと思った。子供産んでみたら全然可愛く思えないママさんとかってきっといると思うのだけど、それってほんとにどうしようもないんだろうな‥気持ちが湧いてこないものはどうしようもない。

 

うまくまとまらないけれど、もしそういう人がいたら、寄り添える自分になりたいなぁ、などと思ったのでした。